地盤の揺れやすさは、 今までの地盤測定方法では 計測出来ませんでした。

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新しい地盤調査 ~微動探査~

従来、住宅を建てる時に義務付けられてきた地盤調査は、主にスウェーデン式サウンディング試験といいます(マンション、ビルではボーリング調査が主体)。これらの調査では、地震などがない平常時に、建てる住宅の重さに地盤が耐えられるかを調べるもので、地盤が耐えられないときには、地盤改良工事や杭を打つことで対策します。

しかし、これらの地盤調査では地震の際に、どのくらい地盤が揺れやすいかを調査することはできません。
熊本地震で明らかになった住宅ごとの地盤の揺れやすさは、「微動探査(びどうたんさ)」という、新たな地盤調査方法で知ることができます。微動とは、交通の振動や、河川や波浪などに由来する人間が感じない揺れで、微動探査は4台の高精度の地震計(微動計)を地面に置いて数十分間、地盤の微動を測ることで明らかになります。

地盤の揺れ方を調べられるのが微動探査

2016年4月に発生した熊本地震では、震度7の大地震が2回発生し、住宅の全壊が8,637棟、半壊が34,726棟発生(2018年4月13日消防庁資料)するなど、住宅に大きな被害が発生しました。この熊本地震では、わずか数10m離れたエリアで住宅の被害が大きく異なるという現象がみられました。全壊している建物が多いエリアと、健全な建物が多いエリアが隣り合っていたのです。原因は建物が建っている場所の地盤の「地震が起きた時の揺れやすさ」の違いによるもので、揺れが大きくなりやすい地盤の場所では、建物の被害が大きくなる傾向がみられました。

これらは、地震があった際に揺れやすい地盤表層地盤増幅率が大きい、また特定の地震の揺れで建物の揺れが大きくなる(建物と地盤の周期が一致し共振)することによります。例えば、揺れにくい地盤の場所で震度5強の揺れが観測された場合、揺れやすい地盤のエリアでは震度6弱、とくに揺れやすい地盤のエリアでは震度6強~7に達することが知られています。

 

微動探査でわかること